台風や豪雨で漏電!?今すぐできる安全確認と対策ガイド
異常気象が日常化してきた昨今、台風や豪雨による浸水被害が増えています。それに伴い、漏電トラブルの相談も多く寄せられるようになりました。電気と水は相性が悪く、誤った対応をすると火災や感電といった重大事故につながる恐れがあります。
この記事では、台風や豪雨による漏電のリスクと、家庭や店舗でできる安全確認と予防策についてわかりやすく解説します。
漏電とは?基本知識を押さえよう
漏電とは、本来電気が流れるべき配線や機器以外の場所に電気が漏れ出してしまう現象のことです。これが起こると、機器の故障だけでなく、人が触れることで感電したり、周囲の可燃物に引火して火災が発生する可能性があります。
特に水は電気を通しやすいため、台風や豪雨で配線が濡れると漏電リスクが一気に高まります。
台風・豪雨時に起こりやすい漏電のシーンとは?
「まさか自宅が…」と思っても、水の侵入経路は意外と多いものです。
- 屋外のコンセントや照明器具が浸水:防水仕様でない器具は特に危険。
- ベランダ・軒下の延長コードに雨がかかる:テープなどで仮設した配線は要注意。
- 浸水した地下室・低層階の配線がショート:排水後も通電前にチェックを。
漏電の兆候チェックリスト
台風や豪雨後、以下のような現象があれば要注意です。
- ブレーカーが頻繁に落ちる(特に漏電ブレーカー)
- 金属部分を触るとビリビリする
- 焦げ臭いにおいや異音がする
- 照明がチカチカする、スイッチが効かない
少しでも異常を感じたら、電気の使用を中止し、専門業者に相談しましょう。
台風・豪雨の前後にやるべき安全確認と対策
災害時の電気事故は、「事前の準備」で大きく減らせます。
台風・豪雨の前にできること:
- 屋外コンセントや照明に防水カバーを設置
- 延長コードや仮設配線を外す・室内にしまう
- 配線や機器周辺に水たまりができないよう排水路を整える
雨が止んだ後にやるべき確認:
- 浸水があった場所のコンセント・配線を点検
- 濡れていた場合は完全に乾くまで通電しない
- 漏電遮断器(漏電ブレーカー)が作動したら復旧前に点検
万が一漏電が起きたらどうする?
安全第一で行動することが最も大切です。
- 感電を防ぐため、まずは主幹ブレーカーを落とす
- 絶対に濡れたコンセントや配線に触らない
- 異常があれば、すぐに電気工事業者へ連絡
復旧作業を自分で行うのは非常に危険です。感電や火災を防ぐためにも、専門業者に任せましょう。
まとめ:備えが安全を守るカギ!日頃のメンテナンスを習慣に
台風や豪雨による漏電事故は、「うちは大丈夫」と思っていても起こり得ます。特に築年数の古い建物や、屋外に多くの電気設備がある場合は要注意です。
日頃からの点検と、災害時の冷静な対応が、あなたとご家族・店舗を守ります。
当社では、台風・豪雨前の点検サービスや緊急対応も行っております。 気になることがあれば、お気軽にご相談ください!