「5月20日は何の日か知っていますか?」
実はこの日は、電気自動車(EV)の普及と未来を考える「電気自動車の日」。(株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)が制定。)この記念日をきっかけに、電気自動車の基本的なことを解説します。
電気自動車の日とは?
「電気自動車の日」は、EVの利便性や環境貢献を広く知ってもらうために制定された記念日です。日本ではまだ認知度が高くないかもしれませんが、海外では多くのEVメーカーや自治体が啓発イベントを行っており、EV文化を広める象徴的な日として定着しつつあります。
なぜ今、EVが注目されているのか?
近年、EVが話題にのぼる機会が急増しています。その背景には以下のような理由があります。
- 地球温暖化対策(脱炭素)の推進
CO2排出量の少ないEVは、地球環境に優しい移動手段として注目されています。 - エネルギー価格の高騰
ガソリン価格の上昇により、電力で走るEVの経済性が見直されています。 - 政府や自治体の補助制度
EV購入時の補助金、充電設備設置に関する支援など、導入しやすい環境が整ってきています。
EVのある生活に必要不可欠な「充電設備」
EVに欠かせないのが充電インフラ。特に自宅にEVを所有する場合、「どこで充電するか?」は非常に重要なポイントです。
充電の種類
- 普通充電器:6~8時間かけてゆっくり充電。家庭向けに人気。
- 急速充電器:30分程度で約80%充電。商業施設や高速道路で主流。
電気工事のポイント
- EV用コンセントの設置には第二種電気工事士以上の資格が必要。
- 配線容量の見直しや分電盤の調整が必要なケースも多く、安全のためにはプロの工事が不可欠。
これからの暮らしとEV:未来のエネルギー活用
EVは単なる「移動手段」から、エネルギーの貯蔵・供給源としての役割も期待されています。
注目の技術:V2H・V2G
- V2H(Vehicle to Home):EVを家庭用の電源として使う仕組み
- V2G(Vehicle to Grid):EVを電力網と接続し、電力を供給・調整
この技術が進めば、太陽光発電とEVを組み合わせて自家発電・自家消費が可能な暮らしも夢ではありません。
EV時代の到来に備えて、電気工事会社ができること
電気工事会社としては、今後ますます増えるEVユーザーに向けて、次のようなサービス提供が期待されます。
- 充電設備の設計・施工
- 分電盤や主幹ブレーカーの容量アップ
- V2Hシステムの導入提案と設置
- 太陽光発電との連携サポート
このように、EVと共に進化する「電気のある暮らし」を支えるのが私たちの役目です。
まとめ:電気自動車の日に考える、新しい暮らし方
5月20日の「電気自動車の日」は、EVの便利さや将来性、そして環境への配慮を改めて見つめ直す機会になるかも知れません。