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電気工事士でないとできない工事とは?自分でやっていい作業・ダメな作業を解説

電気工事士でないとできない工事一覧

~「自分でやっても大丈夫?」の境界線を正しく理解しましょう~

「コンセントを増やしたい」「照明を交換したい」
こうした場面で、「これって自分でやってもいいの?」と疑問に思われる方は少なくありません。

結論から言うと、電気工事の多くは、国家資格である「電気工事士」を持っていなければ行えません。
これは感電や火災といった重大事故を防ぐため、電気工事士法で厳格に定められています。

この記事では、電気工事士でないとできない主な工事を、具体例を交えながら分かりやすく解説します。

電気工事士でないとできない主な工事

① コンセント・スイッチの増設・移設・交換(配線を触る場合)

  • 新しくコンセントを増やす
  • コンセントの位置を移動する
  • 壁の中の配線を伴う交換

これらはすべて電気工事士の資格が必要です。
見た目が簡単そうに見えても、内部では電圧のかかった電線を扱います。無資格で作業を行うと、法律違反となるだけでなく、感電や発火の危険性が高まります。

② 照明器具の取り付け(直結配線の場合)

  • 天井から直接配線されている照明
  • 引掛シーリングが無い場所への新設
  • 配線加工を伴う照明交換

引掛シーリングに「差し込むだけ」の照明を除き、直結配線の照明工事は資格が必要です。
特に天井裏での結線作業は、経験と知識がなければ非常に危険です。

③ 分電盤の交換・ブレーカーの追加

  • 分電盤の取り替え
  • 回路の増設
  • エアコン・IH用の専用ブレーカー新設

分電盤は住宅全体の電気を管理する重要な設備です。
誤った施工は、即座に停電や電気火災につながる可能性があります。専門的な判断が不可欠な工事といえます。

④ エアコン・IH・EV充電器の専用回路工事

  • エアコン専用コンセントの新設
  • IHクッキングヒーター用回路
  • 電気自動車(EV)充電設備の設置

これらは高い電力を使用するため、既存回路への安易な接続は非常に危険です。
電線の太さやブレーカー容量の計算など、専門知識が必須の工事となります。

⑤ 屋外配線・防水処理を伴う工事

  • 屋外コンセントの設置
  • 防犯カメラ・看板照明の電源工事
  • 屋外配線の引き込み

屋外工事では、防水・防湿処理の良し悪しが漏電や感電事故に直結します。
室内以上に施工品質が問われるため、必ず有資格者が行う必要があります。

逆に、資格がなくてもできる作業は?

例外として、以下のような作業は一般の方でも可能です。

  • 引掛シーリングに照明を取り付ける
  • コンセントに電化製品を差し込む
  • 電球・蛍光灯の交換

判断の目安としては、「配線に直接触れるかどうか」が一つの基準になります。

無資格工事のリスクとは

無資格で電気工事を行った場合、

  • 法律違反(罰則の対象)
  • 感電事故
  • 電気火災
  • 火災保険が下りない可能性

といったリスクがあります。
特に住宅火災では、原因が電気工事だった場合、施工者責任を問われるケースもあり、決して軽く考えることはできません。

安全・確実な電気工事のために

電気は暮らしに欠かせない一方で、目に見えない危険を伴うインフラです。
「これくらいなら大丈夫」と思っても、実際には内部で負荷の偏りや配線の劣化が進んでいることも珍しくありません。

少しでも不安がある場合は、電気工事士が在籍する専門業者に相談することが、結果的に最も安全で安心な選択です。

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